吉村接骨院

家庭でできる応急処置

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4.偏(片)頭痛

偏頭痛は一般に発作性にみられる片側性の脈拍に一致した拍動性の頭痛です。中には両側性で非脈動性の場合もあります。
月に1回から数回と毎日ではないものの時々起こり、その痛みが一日中続くような頭痛は偏頭痛かもしれません。
女性に多く(男性の約3倍)比較的若い年齢層(10~40代)によく起こります。
症状としては頭痛に伴い悪心・嘔吐・光や音に対して過敏になります。



<原因は何か>
偏頭痛の痛みは血管が収縮することにより脳血流が低下するために、血管が拡張に転じて血管周囲の炎症が起こり痛みを発すると考えられています。

血管の収縮がなぜ起こるかというと首の周囲の筋肉の緊張(いわゆる肩こり)によって血管が圧迫されて起こります。


<応急処置>
偏頭痛は血管周囲の炎症で起こるものですから、炎症をおさえるために、冷やしてあげなければいけません。そのためには首周辺を冷湿布やアイスノンで冷やして冷たい血液を送ってやれば炎症がおさまります。冷やして気持ちがいいと感じる間は冷やしておいた方がいいでしょう。しかしそれはあくまで応急処置で、血管収縮の原因である肩の緊張や痛みを体操、運動、治療で解消しましょう。


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