家庭でできる応急処置
前ページへ・次のページへ
3.ふくらはぎのこむらがえりの予防
スポーツをする人は、ウォーミングアップ(準備運動)とクールダウン(整理運動)が大切です。
こむらがえりだけでなく、ウォーミングアップ(準備運動)は怪我の予防になり、クールダウン(整理運動)は、筋肉疲労や筋肉痛の軽減に役立ちます。
◇筋肉の柔軟性が低い筋肉にこむらがえりがよりかかりやすく、常日頃から筋肉の柔軟性を高める努力が必要です。特に下肢全体の柔軟性を高める必要があります。
◇足関節、膝関節、股関節にかかわる筋肉群の柔軟性を高めることにより、こむらがえりを起こす頻度をへらすことができます。
・こむらがえりの予防運動
⇒床でする場合 ◇膝関節、足関節の屈伸運動を行います。屈伸運動というよりは、膝と足首を軽くゆする感じで動かします。強く運動する必要はありません。 ◇股関節の内外運動を行います。運動というより膝を軽くゆする感じで動かします。 |
|
※テレビをみながら、お茶を飲みながら、本や新聞を読みながらのながらでかまいません。 | |
⇒椅子などに座ってする場合 | |
◇床でする場合と同じ要領で、股関節、足関節の屈伸運動をします。屈伸運動というよりはゆする感じで動かします。貧乏ゆすりの感じです。 ◇立って、又は椅子に座ったまま、つま先を床に着けて、足首をぐるぐる回します。 |
|
※筋肉の柔軟性を付けることによりこむらがえりの起こす頻度を減らすことができます。毎日の日常生活の中で下肢を動かす習慣をつけ、筋肉の柔軟性を高めていきましょう。 |