家庭でできる応急処置
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2.ふくらはぎのこむらがえり
ア・イタタ・・・・足がつる!
こんな経験がありませんか。
足が疲れすぎていたりすると、寝ているときなどに、意識的、または無意識に背伸びをしてふくらはぎに強く力をいれたときに起こりやすいのです。
背伸びをしているから、ふくらはぎを伸ばしているように感じるかもしれませんが、そうではなく、非常に強い力で収縮しています。ですから、この筋肉を伸ばしてやる必要があります。
・周りに人がいる場合
◇こむらがえりを起こしている足をゆっくりと持ち上げ、その足の裏の部分をお腹で押すようにあてがい、片方の手にかかとをのせます。もう片方の手を膝の上に置き、膝が曲がらないようにします。そして膝を強く押さえすぎないように膝からくる抵抗を感じながら力を加減し、足裏にお腹を当てている部分にゆっくりと体重をかけていきます。この時も足裏からくる抵抗を感じながら力を加減します。足関節を背屈位にゆっくりもっていき痛みがなくなったか聞きます。痛みがなくなる位置でしばらくその状態を続けます。
◇こむらがえりを起こしている足を持ち上げられない時は、つっている足の膝を片方の手で押さえ、反対の手で足首を直角になるように足の裏から押してやります。
◇こむらがえりが治ったかどうか力をゆるめてみます。まだ痛みがある場合はふたたびゆっくり体重をかけていき痛みのなくなる位置までもってきます。
・運悪く周りに人がいなかった場合
◇足先を柱やタンスまたは壁などに押しつけ、かかとが足先より下になる位おしつけ、膝を手または反対の足で伸ばす。それも出来ない時は、立ち上がってこむらがえりを起こしている足に体重をかける。
・ふくらはぎのこむらがえりの応急処置をしなかった場合
●痛みがいつまでも残ります。
●筋肉が硬直したままなので、その状態から歩こうとして体重をかけると肉離れを起こしやすい。
●筋肉が硬い状態が続くので、こむらがえりを何度も起こしやすい。